ギターの基本構造
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ギターにはクラシックギターからエレキギターまでいろいろな種類がありますが、基本構造は全く同じです。ここではギターを立てて置いたところを想像して上から順番に解説します。
ヘッドからサドルまでの構造
まずは一番上がヘッドです。大概ここにギブソンとかマーチンとか、メーカーのロゴが入っています。そこにペグという糸巻きが取り付けられています。このペグを回すことによって弦が伸び縮みして音程をチューニングすることができます。
ギターの首に当たる部分がネックです。ネックの上にフレットという金属の棒が埋め込まれた指板があります。ここを押さえて弦の振動する長さをコントロールすることで音程をコントロールするのが、ギターという楽器です。
ネックに張ってある6本のワイヤーがもちろん弦です。厳密には5本だったり、7本だったり12本だったり変則的な数の弦を持つギターもありますが基本は6本です。弦の張ってある一番ヘッド側にサドルという、牛骨でできた駒があります。ここの溝を通って弦が張られているのですが、解放弦を弾いたときにこのサドルが支点となります。
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ボディからブリッジまでの構造
ネックの下にはボディがあります。アコースティックギターつまり生ギターはここが中身の空洞になった箱になっていて、真ん中にサウンドホールという丸い穴が開いています。弾いた弦の音がこの空洞で反響してサウンドホールから前に出ていくというのが生ギターの仕組みです。エレキギターはこのボディで音を出す役目をアンプに置き換えているため、空洞のボディの厚さが薄かったり、ボディそのものが単純な板だったりします。
弦とボディをつなげているのがブリッジで、弦の一番お尻の部分になります。サドル~ブリッジの間の弦が振動することで音が生まれ、解放弦が一番低い音、指板を押さえることで弦の長さを短くすると高い音が出る。ネックの一番下から上のほうを押さえるにしたがって音程が高くなるというのがギターで音程を出す一番単純な仕組みです。
以上がギターの基本の仕組みで、これだけあればとりあえず音は出るという、生ギターの構造で、ギターの構造はその前身となる楽器からほとんど変わっていません。さらに言うとギターに限らず弦楽器の構造がこのパターンで共通です。
エレキギターやエレアコになると、この基本構造にピックアップという音を電気信号として拾うマイクが取り付けられ、それのボリュームやトーンをコントロールするノブがついてと、アタッチメントが増えはしますが、基本構造という点では何ら変化はありません。今日あらゆる種類のギターが生まれ、その音色も様々ですが、シンプルな構造は普遍という点で誕生時点から完成された身近な楽器であることは間違いないでしょう。
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