ギターシールド

憧れのギターを手に入れ、エフェクターを揃え、いざ、アンプで音を鳴らしてみると何か物足りないことってありませんか？そんなときはギターシールドを見直してみましょう！ノイズ対策？消耗品？いえいえ、音をかっこよくすることもできちゃうんです！

ギターシールドで音が変わる？

シールドは電気信号の通り道です。電気信号はケーブルの太さ・長さや材質、更にはプラグによっても信号が変化します。しかも、扱い方によって断線したり、ノイズが出てきてしまうことがあるんです。そう、消耗品なんですよね。実際、何本か買い換えた方もいるかもしれません。

各メーカーは、より「ギターとして音楽的に良い音」に変化するシールドを研究・開発しています。上手に選べば「エフェクター」並みに、あなたの演奏をブラッシュアップしてくれんです。

ギターシールドの選び方

ここまで読むと、楽器店でなんとなく買ったシールドは細く頼りなく見えるかもしれません。だけど、電気信号、材質、抵抗、しかも音質までこだわらなきゃ・・・なんて難しく考える必要はありません。まずは以下の3点だけ気にしてみましょう！

a.値段

まずは1ｍあたり700~1000円くらいの価格帯が目安になります。初心者用のシールドを使っている方には、やや割高に感じられるでしょう。

しかしこの価格帯のシールドから、断線のリスクやノイズが一気に軽減されます。実際のシールドを手にとって見ると厚みからくる頑丈さが感じられると思います。おそらく数年は確実にシールドのトラブルを回避できるでしょう。もちろん使用頻度や環境・扱い方次第です。

b.長さ

一般に、自宅使用なら3m、スタジオやライブでは5m以上を目安にしましょう。

c.プラグ形状

ストレート型とL型があります。抜き差しのしやすさや、シールドの曲がりの軽減に影響します。ストレート型はシールドから真っ直ぐプラグが伸びています。L型はシールドから直角にプラグが伸びます。文字通りLの形になっています。

あなたのギターのジャック（シールドを挿す穴）によって決まります。ストラトキャスターに代表される船形ジャックならストレート型、レスポールのように側面にジャックがあればL型を選びます。

おすすめのシールドは？

以上を踏まえたオススメのシールドをいくつかピックアップしてみましょう。どのお店にも置いてるので、値段の比較もしやすいと思います。

BELDEN ( ベルデン ) / 8412 THE Wired 3SS

オーディオ用のケーブルとしても業界定番とされるBELDEN社製のシールドです。音の輪郭がはっきりし、図太さを感じられる音質です。ややケーブルが固く、扱いにくさを感じる意見もありますが、王道を知りたい方はまずこのシールドを選んでみましょう。

PROVIDENCE ( プロヴィデンス ) / F201

高音質のエフェクターメーカーがプロアマ問わず人気のPROVIDENCE製のシールドです。ギターの音質特性をしっかり考えられており、クリアですっきりとした音になります。エフェクターメーカーということもあり、ストラト用、ベース用など用途に分けられたシールドもあります。また、エフェクター用の短いパッチケーブルも充実しているので、そろえやすい点もおすすめです。

MONSTER ( モンスター ) / M ROCK

独自の技術で音質劣化を効率化したMONSTER社製のシールドです。とにかく音が太く、ぎらぎらした元気な音になります。エフェクター並に音が変わるとも言われ、その独特な音にハマった人は抜け出せなくなるとか・・・。正規輸入品の製品の場合は生涯保証制度があります。値段が高くても安心感がありますね。

以外と見落としがち・ついつい割り切りがちなギターシールドですが、あなたの演奏をお客さんに伝えるための大切な命綱です。この機会にぜひ、考えてみてくださいね。ご参考いただければ幸いです。