クラシックギター

「クラシックギターとアコースティックギターって何が違うの？」と疑問に思う方、多いのではないでしょうか？クラシックギターとアコースティックギター(フォークギターとも言いますね)は、見た目が似ている為、違いがわからないと思う方が多いようです。

クラシックギターとアコースティックギターの違い

一番わかりやすい違いは、ギターに張られている弦が違うことです。アコースティックギターには鉄製の弦が張ってありますが、クラシックギターにはナイロン製の弦が張られています。基本的にクラシックギターは機械で音を拡張するピックアップなどが付いていませんので、生音で聴かせることが多い楽器でもあります。

さて、クラシックギターの一番の魅力と言えば、「美しい音色」でしょう。フォークギターにもエレキギターにもフラメンコギターにも絶対に出せないような、甘く美しい音色は、なんとも心地よいもの。オシャレなカフェのBGMで「あぁ〜ギターの音って癒されるなぁ」なんて思った時、それはほとんどがクラシックギターの音色ではないでしょうか。

そう、心がなんだか癒されるのです。もちろん自ら演奏をすればその癒し効果は倍増するのですが…。なかなか難しいのが本音だと思います。ピアノとギターが弾ける人に聞くと、必ず「ギターの方が難しい！」とのご意見をいただきます。手軽でもあり、極めればこれ程難しい楽器もないのでは？

アンサンブルなら初心者でも

そんなクラシックギターですが、手軽に始めるのであれば、アンサンブルから始めることをお勧めします。メロディーを弾くだけなら簡単ですからね。難しいのは伴奏やギターソロと言われる分野です。

エレキギターやフォークギターと違い、1人でも、2人でも、10人でも、100人でも弾けるのがクラシックギターです。それは大きな魅力でもあるでしょう。アルペジオと言う奏法を使い、心地よい伴奏を奏でられるようになれば、ギター程楽しい楽器は無いと思います。

そしてクラシックギターは身体にも良い効果があると言われています。まず指先を使うこと。クラシックギターの右手の奏法は、指先と爪を使って弾く奏法です。指先を動かすことで脳が活性化され、更に、楽器を抱き抱えるように演奏するクラシックギターの奏法は、楽器の振動が全て身体に伝わるので身体の不調を整えてくれる効果があるそうです。

ただ気持ちが良いだけでは無く、科学的にも解明され始めているのです。クラシックギターで演奏されるジャンルは多種多様。スペイン音楽はもちろん、音楽の教科書でお馴染みのバッハや、モーツァルト、Jポップや映画音楽なんかも演奏出来てしまいます。

若い層の方に人気なのは、ディズニー音楽やジブリ音楽。ご年配の方に人気なのは、古賀メロディーなどの演歌。年代によって様々なレパートリーが好まれます。クラシックギターの良さは、どんなジャンルであっても順応することのできる、適応能力の高さかもしれませんね。

ただ、やはり一番クラシックギターに向いているジャンルは、「癒し」の音楽でしょう。ぜひ今度どこかでギターの音色が聴こえてきたら、その心地よさに身も心も委ねてみてはいかがでしょう。きっとクラシックギターの美しい音色に心奪われてしまうはずですよ。