PLAYTECH TL-250
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![](https://guitar.erabi-kata.com/wp-content/uploads/2016/02/TL-250.jpg)
メーカー | PLAYTECH |
---|---|
種類 | エレキギター |
タイプ | テレキャスター |
ネック | メイプル ボルトオン、ナチュラルマットフィニッシュ |
ボディ | ホワイトウッド |
指板 | ローズウッド |
ピックアップ | シングルピックアップx2 |
コントロール | 1ヴォリューム、1トーン、3WAYスイッチ |
廉価なギターとしてのスタンダードと言えるPLAYTECH TL-250。税込みで1万円しないギターです。ギターであることを失わないレベルで究極のコストカットを行ったギターとも言えるでしょう。
ボディがホワイトウッド
ホワイトウッドというのはまず通常の価格帯のギターの木材として使用されることはありません。「白い木」というだけでその名前がついた建築資材として使用されることの多い木です。アルダーやアッシュに比べてスカスカの木材です。そのためボディが軽くなっているので軽いギターが好きな方には好まれるかもしれません。
ボディ材がスカスカということは、ボディ内部に空間があるということです。意図せずホローボディになっているとも言えます。そのためかなりボディが鳴ります。ボディが鳴るのは結構気持ちがいいものです。しかしボディが鳴るということはサスティーンが伸びないしハウリングにも弱いということです。テレキャスターシンラインが好きな方には好まれるかもしれません。プライウッド(積層合板、ベニヤ材)などを使ったボディでも同様の鳴りを感じるものがあります。
テレキャスらしい音ではない
ボディ材による鳴りのためかテレキャスらしい音が出るわけではありません。どっちかというとシンラインっぽいかなというところです。テレキャスっぽい音を求めるのであれば頑張ってTL-500以上を考えましょう。
ギターのフレットの角というのは1個1個丁寧に磨き上げないと演奏するときに手が当たり痛いのです。安ギターでは概ねそのような手間はかけられていませんので、自分でフレットのエッジをヤスリで滑らかにする必要があるでしょう。
ブリッジやネックの取り付けが適当なのでブリッジでのオクターブ調整がキモになります。ここで3-wayブリッジであると目も当てられませんがTL-250では6-wayブリッジが採用されています。PLAYTECHの良心を感じますね。
このブリッジはFenderのようにブリッジを囲う壁がないのもいいですね。あの壁が苦手な人も多いのでこれもTL-250の良いところと言えるでしょう。
安いギターにはもっとひどいものもありますが、このTL-250はテレキャスタイプのエレキギターとしての最低限の約束は守っているのではないかと思います。正直なところ初心者にはお勧めできませんが、遊びで買ってみるというのは悪くないと思います。そういう遊び心を満たす程度には個性的なサウンドのギターだと思います。
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